ポール・マッカートニー見てきました ちょっと残念な感想

観客に元気が無くて、ポールが少し可哀想でした。

見に来ていた年齢層は50~60代が中心なので仕方が無いか?

でも74歳のポールがずっと立ち続けて演奏しているのに、9割方が座って鑑賞。立ち上がれとまでは言いませんが、せめて声を出してもらいたかった。一応、ポールより若いんだろ。

ライヴも終盤にさしかかり、「この曲は一緒に歌ってほしいパートがある」とポールが観客にお願い。オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダのイントロが始まると座っていた観客達がやっと立ち上がり、大合唱。その後、最後まで立ったまま声援を送ってくれたため、終わり良ければ全て良しといったところです。

やや不完全燃焼ながらも、楽しい時を過ごすことができました。ただ、私の前で隠し録画をしていた人が私の声が大きいと文句を言ってきたのには閉口しました。ここで揉めたらスタッフが飛んできて録画男は退場となるのでしょうが、皆に楽しんでもらいたいと思い大人の対応を。

しかし会場が盛り上がった後は、遠慮無く大声を出させていただきました。録画に声が入って困っているようでしたがライヴですからね。こそこそ録画をする楽しみ方よりも、皆で歌う楽しみ方の方がポールも喜ぶはずです。

 

ここから先は、マニアックな内容のため、ポールのファンで無い方は飛ばして下さい。

ポール・マッカートニー「ワン・オン・ワン」ジャパン・ツアー2017/4/29(土)

東京ドーム2日目

4/27の観客が9割方お地蔵さん状態(座ったまま動かない)だったとの心配な情報を見つつ名古屋から長距離バスで参戦。

開演のA Hard Day’s Nightは皆立ち上がり応援していたのですが、ポールがピアノに移動すると9割方が座りお地蔵さん状態に。私だけぽつんと立っているのも空気読めよ的な雰囲気だったので座ることに。この日は客を盛り上げようと序盤にJetを持ってきたのですが、観客からのシャウトの声量が少なすぎて不発。私としては嫌な雰囲気が広がってゆきます。

今回のツアーでは、You Won’t See Meを持ってきたのですが、皆、その意味を理解してくれません。わざと裏のコーラスを外しているんですよ。「ジョンの代わりに皆で歌って」の意味なので、私は大きな声をかぶせ、気付いてもらおうと努めたのですが、これも不発。

ポールはThe Fool on the Hillを演奏した後、観客に向かって「Round、Round、Round」と間奏の部分を一緒に歌ってほしかったとアピール。しかし、理解してくれない様子。

ポールが「初めて披露する曲です」とI Wanna Be Your Manを演奏するのですが乗りが悪い。私は辛抱たままらずここで立ち上がり、さびの部分を大声で連発。皆、ポールの気持ちを分かってくれよ。

そこで、先ほどの、「この曲は一緒に歌ってほしいパートがある」につながります。その後は盛り上がって終わるのですが、「一緒に歌ってほしい」と言わせちゃいかんでしょ、失礼です。終わった人じゃ無いんです。ポールは現役のロックン・ローラーなのです。

声にはかつての艶が失せていますが、観客を盛り上げようと様々な工夫を凝らしてくれました。その願いが、ようやく終盤に花開き何とかセーフ。

皆はポールの声が聞きたかったのかもしれませんが、ポールは皆の声を聞きたかったのです。「ライヴは皆で作る物」を改めて実感しました。