Bリーグ観戦記(バスケットボールリーグ)

Bリーグって何だ?」高1の息子が聞いてきた。もちろん、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグのことだ。

「去年から始まっているんだ。隣町にもチームがあって、地区優勝しているんだぞ。シーホース三河は隣の刈谷市がホームだ。すぐそこのアリーナで試合してる、チャリで行けるぞ」

と言うことで、二人で早速見に行きました。試合は1週間後だが、地元での開幕戦とあってチケットは意外と完売に近い状況でありました。アリーナ席が空いていたので奮発してチケット購入。スマホがチケット代わりとのことで、慣れない私は、試合開始1時間近く前に会場到着。表示するページが違うだのトラブったものの、電子はんこをスマホに打ってもらって無事入場。

中に入ると相手チーム「大阪エヴェッサ」がシュート練習をしていた。

「小学生の玉入れレベルの成功率だぞ?」レベルの低さに驚いている私に「皆、3ポイントを打っているからだよ」との息子の言葉で少し納得。まあ、こんなものなのか。

会場は立派で、2500人ぐらい収容能力がある。(この日は2488人だった)

天井からは、巨大な4面ディスプレイが吊されていて、音響効果も素晴らしい。さすが金持ちの刈谷市。金かけてるねー。

試合開始前は、餅まきだの菓子まきだの気前よくファンサービス。チアガール10人体制で観客たちを盛り上げる。始球式には、ドラゴンズ、イーグルス本塁打王を獲得した山崎武司氏が登場。地元出身と言うこともあり大ファンだそうです。

そして、試合開始。(ティップオフって言うんですね。知らなかった。)

1クオーター10分✕4で40分で終わるのかと言うと、さにあらず。ファールやボールアウトのたびに試合は止まり、タイムアウトで作戦を確認したり、ハーフタイムは15分ある。ヒーローインタビューなどを含め、最後まで見ると2時間ぐらいかかります。

そして、ファンには試合中、手拍子や声援を送ることが求められます。黒子のバスケで見ていた「ディーフェス!ディーフェス!」ってやつです。攻めるときの声援にはバリエーションがあって、吊してあるディスプレイから支持が流れます。慣れるまでは、ついついディスプレイを気にしてしまいます。しかしそれでは、目まぐるしく動くボールについて行けません。ボールに集中、ボールに集中。

コートにいる10人の選手のうち半分近くが2m位の外国人選手です。こいつらの活躍が試合の鍵を握るのか? いえいえ、そんなことはありませんでした。メインで活躍するのは日本人選手です。外国人は俊敏さで劣るようです。まあ、俊敏な選手ならアメリカのNBAに所属するでしょうから、遠い日本まで来てくれないです。

我々が応援しているシーホース三河ですが、去年の地区優勝は伊達じゃありません。ダブルスコアでゲームを進めてゆきます。相手の攻めが下手なのか、ディフェンスが堅いのか? こちらの選手は切れの良い動きでゴール下へと攻め込み、3ポイントも要所で決める。これは強いはずです。新加入の村上選手、スピードが素晴らしいですね。

最後は89-61で勝利。ヒーローインタビューで呼ばれていた狩俣選手や西川選手は「ディフェンスで良い流れを作れた」とのことで、やはりディフェンス力の勝利だったのでしょうか。

試合終了後は、選手がファンの近くまで来てくれてハイタッチ。ファンサービスには、相当、力を入れているようです。

帰り際、グッズ売り場で息子に感想を聞いたら「高校のバスケに毛が生えた程度」と酷評。確かにダンクシュートは1回だけ。だが、それはレベルの高さと関係ないとのこと。相手の攻め手がバリエーションに欠けていたので救われた様である。

そういえば忘れていた。息子の高校は、バスケでは県の強豪校であった。