「用件を聞こうか」 ゴルゴ13 50周年記念特別展

50年、半世紀とは、よくぞここまで続いたものだ。散々、床屋や歯医者の待合室で世話になったのだから、合いに行かねばなるまい。

ということで行って参りました、10月20日(金)大阪文化会館・天保山

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開館10分前の11:50に到着。私以外、誰も居ない。11:55に中に入れてくれたが、この時点で待っているのは3人だけ。意外にも閑古鳥が鳴いていた。毎日、先着50名には本がもらえる。外務省と作成した海外での安全対策本だ。

12:00開館で前売り券を買っていた私に約束のポスターが渡された。A2サイズ細めで、なかなか渋いデザインである。入り口には、さいとう・たかを氏と交友のある方々の花が並べられていた。藤子不二雄Aちばてつや松本零士永井豪川崎のぼる浦沢直樹、そうそうたる面々である。

中に入ると「お前の仕事は、黙って鑑賞することだ」とのゴルゴからのお達しだ。

「展示物には触らないでもらおうか」などゴルゴ節が至る所に。

原画や武器庫、さいとう・たかを氏の仕事部屋を見ることができる。貴重な体験なのだが思っていたよりも見るものは少なく、皆足早に去って行く。必要以上の情報は出さない。これがゴルゴのルールなのか。

 

私は、じっくりと見させてもらったつもりだが、1時間45分で展示を見終えてしまった。だが、皆、さっさと通り過ぎてゆく。つまらなかったのだろうか?

「良かったら最後に入ってもらおうか」との部屋があり、そこでは作品の人気投票が行われていた。壁には全作品のタイトルがずらりと貼られている。その膨大な作品の中から一つだけを選ぶシステムだ。

第123話「崩壊 第四帝国 狼の巣」に投票し、その場を去ると、入り口の階までエレベーターで案内される。お待ちかね、ゴルゴショップのお出迎えだ。

今回最大の目的は、ここでしか手に入らない貴重なグッズを手に入れるためだ。お約束のアイマスクは是非手に入れるべきだ。ロックグラス、マグカップ、クリアフォルダー、マニアなら手に入れておきたいものが色々とあり、気がつけば11,000円のお買い上げだ。仕上げは、記念撮影でスナイプされて終了だ。

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外に出たときには、2:15を少し回っていた。降り続いた小雨もすっかり止んだようだ。

END